by Zaj Banzon
日本に住んでいて、「母国の何が恋しい?」と聞かれたら、家族はもちろんのこと、間違いなくフィリピンのストリートフード! 手軽に楽しめてリーズナブルな屋台グルメは、フィリピンならではの魅力のひとつ。地元の人たちに愛される味を、観光の合間に気軽に楽しめます。今回は、フィリピンを訪れたらぜひ食べてほしいおすすめのストリートフードを10種類紹介します。
<しょっぱい系>
Kwek Kwek(クエククエク)
うずらの卵をオレンジ色の衣で包んで揚げたスナック。外はカリカリ、中はふんわりとした食感が楽しめます。甘辛いソースやビネガーをつけて食べるのが一般的です。屋台でよく売られていて、スナック感覚で気軽に食べられます。私は断然、甘辛ソース派。
Isaw(イサウ)
鶏や豚の腸を串焼きにしたフィリピン版焼き鳥。しっかりと下処理され、甘辛いタレを塗って炭火で焼かれるため、香ばしくてジューシーな味わいです。ビールのお供にもぴったり。
Balut(バロット)
フィリピンのストリートフードの中でも有名な珍味。孵化直前のアヒルの卵を茹でたもので、スープのような旨味が特徴です。私の母いわく、味は茶碗蒸しに近いらしい。栄養価が高く、地元の人々にとってはスタミナ食でもあります。ただ、見た目がちょっと衝撃的なので、最初は目をつぶって食べるのがおすすめ。勇気がある人は、ぜひ目を開けてチャレンジを。
Fish and Squid Balls(フィッシュ&スクイッドボール)
魚やイカのすり身を丸めて揚げたボール状のスナック。食感はかまぼこに近く、屋台では串に刺して提供されます。好みのソース(甘いソース、スパイシーソース、ビネガーなど)につけて食べるのが定番。安くて食べやすく、小腹が空いたときにぴったり。
Lumpiang Sariwa(ルンピア・サリワ)
フィリピン版の生春巻き。シャキシャキの野菜やエビを柔らかいクレープのような生地で巻き、甘めのピーナッツソースをかけて食べます。ヘルシーで軽い食べ応えが魅力。
Taho(タホ)
甘党なら絶対食べてほしいスイーツ。温かい豆腐に黒蜜シロップとタピオカをかけた、朝食やおやつにぴったりの一品。移動販売の売り子さんが「タホー!」と声をかけながら売っているので、耳を澄ませて探してみてください。私はよくこの掛け声に起こされていた。
Turon(トゥロン)
バナナ好きにはたまらないスイーツ。バナナを春巻きの皮で包み、カリッと揚げたスナック。砂糖がキャラメリゼされていて、カリカリの食感とバナナの甘さが絶妙にマッチします。手軽に食べられるデザートとして人気。
Banana-cue(バナナキュー)
日本のチョコバナナ vs フィリピンのバナナキュー。揚げたバナナにカラメルを絡めたスティック状のスナック。甘くて香ばしく、日本の大学芋のような味わい。ボリュームがあるので、ちょっとした軽食にもぴったり。
Bibingka(ビビンカ)
ココナッツミルクを使ったもちもちの米粉ケーキ。バナナの葉の上で焼かれ、ほんのり甘くてふんわりした食感が特徴です。朝ごはんやおやつの定番ですが、特にクリスマスシーズンには欠かせない伝統的なお菓子。
Kutsinta(クチンタ)
あまり甘いものが得意じゃない人におすすめ。黒糖を使ったもちもちの蒸しケーキで、見た目は小さめの茶色いプリンのよう。上にすりおろしたココナッツを乗せて食べるのが定番で、シンプルだけどクセになる美味しさ。
フィリピンのストリートフードは、手軽に食べられて美味しいものばかり。味だけでなく、屋台のにぎやかな雰囲気や、フレンドリーな店主との会話も楽しめるのが最大の魅力。屋台ごとに味が違うことも多いので、いろいろ食べ比べてみるのも面白い。旅行の際は、ぜひ挑戦してみてください。
Posted : 22 March 2025
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